「かんなび工舎」

その昔、この地に人々が集い旅人が憩う「神南備の森」がありました。
古いけれどどこか新鮮で新しいけれどどこか懐かしい．．．
北摂のこの地にすみ、この地を愛する人々の暮らしに貢献したい。
そんな願いを込めて「かんなび工舎」

かんなび工舎のモットー

〈ともに住まいをつくる〉

「住まい」とは「住まひ」の口語で「住まひ」とは「住まふ」の名詞になったものです。「住まふ」とは「住む」の未然形＋反復継続の意味を表す接尾語「ふ」がついたものです。つまり「住まい」とは住み続けることを意味します。人が家族が、ある場所をある家を、生活の場と定めて暮らし続けることそのものが本来の「住まい」です。そうすると「『住まい』をつくる」ことは、人が家族が自らの家で暮らしを積み重ねること、時を積み重ねることに外なりません。そしてその主語はその家に住む人、家族です。

「住まいづくり」の主人公が、そこに住む人、そこに住む家族だということを忘れることなく、建築の職能家として、そこに住む人、そこに住む家族を支えていこうという意志を表しています。ともに．．．家族とともに、住み手とともに。

また「住まいづくり」はかならず空間的な広がり、つながりをもっています。住まいを包む地域へ、住まいを包む環境へ．．．。ともに．．．もう一つの願いは、地域とともに、環境とともに「住まいづくり」を見すえていきたいという願いです。